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セミナーのご感想・ご質問への返答③
2018-11-26
鹿児島の生前・遺品整理専門業者、㈱MMSサポート・MMSクリーンサポートの桑迫です。
少し間が空いてしまいましたが、先日のセミナーでのご感想・ご質問へのご返答③をアップしたいと思います。
先日お答えさせていただいたご質問に加え多く寄せられたご質問に「親子で生前整理を行う際に親をどう説得したらよいか」「ご依頼者(ご家族)が整理をしてほしく依頼があり、作業の際お住まいのご本人が了解しなかったり納得されていない場合はどうされていますか?」「整理に前向きでない方への説得方法・話法は?」といったものがありました。
正確なお答えや的確な判断というのはご家族それぞれの状況がございますので、これといった正解は存在しないのではないかと考えますが日頃の経験の中からお答えできればと思います。
現在のところ弊社のご依頼者様の中でご家族間で同意を得られていないケースはありません。
お見積もりの際、しっかりとお話をさせていただきましてご依頼者様、ご本人様の意思をしっかりと確認させていただいております。
生前整理においてはご依頼者様がお子様で、ご本人様もお立会いのもとお見積もりをさせていただくこともよくあります。ご家族のご様子を拝見していると「できるだけ実家を片付けれれば」とお思いのお子様と「寂しくなってしまう」とお思いのご本人様のお気持ちに少しギャップを感じることもあります。しかし私の個人的な感想ですが、ご本人様が「子供たちの世話になるから…」と受け入れられているように感じます。
そういった生前整理のお見積もりの際、私が必ずお話させていただくことがあります。
それは「無理やり処分せずに後悔のない整理をしましょう」ということです。使っていない品物や今後使う可能性のない品物はもちろん処分するのがベストですが、思い出の品物であったり、悩まれる品物は「処分しないでください」とお話します。
時間がなかなかとれない、なるべく急いでしたいと思われるのは当然ですが、生前整理で大切なのは「余裕を持って、できるだけ時間をかけて自分たちのできる範囲で整理をする」ことだと思います。なのでいっぺんには整理できないのは当然です。少しづつ、この部屋から、この本棚から、このタンスからと一歩一歩進めていくことが大切だと思います。高齢者様は長くお住まいになられたご自宅でいきなり「いらないものは捨てていくよ!」となると「いらないものなんかこの家にはありません!」となる気がします。
「このタンスの洋服は最近着てるのを見てないから、着てないのはまとめようか」「この本棚の本でまた読みたいのだけを選んでみようか」などちょっとづつ始めることが大切かと思います。
「悩んだり迷ったりするものは置いとけばいいよ!使うか使わないか試してみよう」と急がないことが重要ではないでしょうか。
このような形が上手にご家族で生前整理を行うポイントになってくるのではないかと日頃から思います。
ご質問に対するお答えになっているかわかりませんが少しでも皆様の参考になれば幸いです。
ご不明な点や、聞いてみたいことがありましたらいつでもご相談ください。